タコ(真蛸)とその栄養成分・効果効能
|タウリン豊富な低脂質・高タンパク食材♪

食べ物辞典:タコ(真蛸)

タコは濃厚な旨味と独特の食感を持つ、日本でよく食されているシーフードの一つ。刺し身や寿司・煮だこ・酢蛸など様々な形で食べられていますし、たこ焼き・明石焼きの具材としても欠かせませんね。全世界の漁獲量の約3分の2を消費していると言われるほど、日本はタコ好きな国でもあります。味覚面ではなく栄養面としても高タンパク・低脂質・低糖質と優秀。100gあたり76kcalと魚介類の中ではカロリーも低く、タウリンを含むことから健康メリットも期待されていますよ。そんなタコの歴史や栄養効果について詳しくご紹介します。

タコ(真蛸)のイメージ画像:食べ物辞典トップ用

和名:タコ
英語:octopus

タコのプロフイール

タコとは

刺し身・寿司からたこ焼きまで様々な料理に使われるタコ。地域によって食べられるタコの種類は違いますが、和食・日本の食卓でもお馴染みの食材です。関西地方では半夏生(7月2日頃)にタコを食べる習慣があり、7月2日は日本記念日協会によって「タコの日」にも認定されています。半夏生にタコを食べる風習の始まりは「タコの吸盤のように農作物がしっかりと根付きますように」という願掛けとされていますが、6~7月に獲れる身の柔らかなタコが美味しい・農作業で疲れた身体に体力をつけるためでもあったのだとか。

お隣の韓国でもタコの踊り食い“サンナクチ”が知られており、女性であれば美容・男性であれば強壮食としてタコが親しまれています。しかし中国ではタコ食文化は無いそうですし、ユダヤ教徒にとってタコを食べるのは禁忌。イギリスほか西ヨーロッパでは「悪魔の魚(devilfish)」と呼ばれて嫌われていた存在でもあります。といってもイタリアなど地中海沿岸国や南フランスではタコを食べる文化があったりと、国や地域によって食べる・食べないが様々。近年は日本食ブームの影響などもあり、タコを食べる習慣がなかった欧米人も口にする機会は増えているそうです。

そんなタコは海洋性の軟体動物で、タコ目に分類される生物も総称となっています。ちなみにタコ目は大きくヒゲダコ亜目・マダコ亜目の2つに分けられていますが、分類が確定していないものも多いのだとか。タコ目には300位上の種がありますが、日本で食材として「タコ」という場合は主に“マダコ”のことを指します。ブランドタコとして明石湾で獲れる“アカシダコ”が知られていますが、これも種としてはマダコですし、“麦わらダコ”は6~7月の旬のマダコの事を指します。そのほかミズダコ・ヤナギダコ・イイダコ・ウデナガカクレダコなども食用としてますが、これらも全て“マダコ科”に属する仲間とされています。

食用タコとしてマダコの次に全国的にイメージしやすいのはおそらくイイダコでしょう。イイダコは手のひらサイズ~最大でも30cmほどと小型のタコで、地域によっては子持ち蛸・イシダコなどとも呼ばれています。見た目としてはイイダコに似ていますが、沖縄県でシガヤー・ウムズナーなどと呼ばれているタコはウデナガカクレダコという種類になります。対して東北・北海道でよく食べられているのがミズダコとヤナギダコで、流通用が少ないマダコよりも親しみがある存在と言われています。ミズダコは水分が多いためコクが弱い反面、身が柔らかく歯ざわりが良いという特徴があります。またヤナギダコも風味としてはマダコよりも弱いものの、柔らかく弾力があります。

ちなみに旬の時期についても関西側では身に柔らかさがある初夏~夏とされてり、関東側では身が硬くなるものの味がしっかりと濃くなる冬が旬と考える方が多くなっています。刺身や寿司用なら夏、煮物用なら冬というのも同じ理由から。ちなみにミズダコは5~6月頃とマダコよりもやや早い時期が旬で、イイダコは12~3月が旬。

タコの歴史

独特な外見から口にしない人(国)も多いタコですが、日本では大中遺跡など弥生~古墳時代の遺跡から蛸壺が出土しています。海外でタコはデビルフィッシュと呼ばれていたり、北欧神話のクラーケンのモデルとも言われたりと、魔物的・縁起悪いという印象が強い生物。日本でも人を海に引き込む大蛸の怪“ヤザイモン蛸”や“衣蛸”などがありますが、タコに乗った法師が城を守った“蛸地蔵”伝説・眼病や皮膚病を治してくれると考えられていた“蛸薬師”など信仰の対象でもあります。現在では鉢巻を巻いたイラストなどコミカルなキャラクターを連想される方も多いのではないでしょうか。こうしたイメージも日本が古くからタコを食べていた歴史故かもしれませんね。

日本の蛸壺漁法は飛鳥・奈良時代にかけて瀬戸内海付近や北九州に広がり、全国的に食べられていたと考えられています。そして平安時代になると『延喜式』には税として乾蛸(タコの乾物)・イイダコの熟鮨(なれずし:塩と米飯で乳酸発酵させたもの)が税として納められていたことが分かっています。平安時代の辞書『和名抄』には海の蜘蛛という意味で“海蛸子”とされていたものが省略されて蛸の一文字になったという記述も見られます。ただしタコの名前は江戸時代末期の『私語私臆鈔』には足がたくさんあるため多股(たこ)とも記されていますし、その他にも手(た)が多いため・吸盤でものに凝りつくから手凝(たこ)など様々な説があり、由来はハッキリと分かっていません。

また武士の時代となってもタコという音が“多幸”に繋がること・足の数が末広がりの“八”本であることから、縁起の良い食べ物として重宝されました。現在でもお正月にたべるおせち料理に、縁起物として使われているのもその名残と言えますね。食文化が広がる江戸時代の料理本『料理物語』や『古今料理集』には様々なタコ料理も記載されています。膾やかまぼこなどにも使われていたそうですが、小さめに切ったタコの足を醤油で煮た桜煎(桜煮)がメジャーだったのだとか。また江戸時代初期に記された『本朝食鑑』ではタコを血を養い気を増す食材としていますから、強壮食材とも考えられていたことが伺えます。

タコの価値として『江戸自慢』には“貧士の口に入りがたし”と書かれているそうですから、江戸では普段食べるおかずというよりも、お祝い事など特別な時に食べる食材だったのかもしれません。ただしタコの産地である明石ではもう少し身近な存在であったようで、江戸時代に成立したとされる“明石焼き”は塩の代わりにタコを入れたのでは?という説もあります。ちなみにたこ焼きは明治~大正にかけて大阪で食べられていた“ラヂオ焼き”に、昭和になってタコを入れるようになって定着したと言われていますよ。

タコの栄養成分・効果について

栄養成分含有量の参考元:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

タコは高タンパク・低脂質・低糖質の食材で、カロリーも100gあたり76kcalと魚介類の中では低い部類です。このためダイエット中の食事用としても注目されていますし、貝類に匹敵するほどのタウリンを含むため肝機能サポートや生活習慣病予防にも効果が期待されています。ビタミン類ではビタミンEとビタミンB12の含有がやや高く、それ以外は際立って豊富というものこそありませんがビタミンB群やミネラル類を広く含んでいます。

タコのイメージ

タコの効果効能、その根拠・理由とは?

肝臓サポート・二日酔い対策に

タウリンというと牡蠣やホタテなど貝類に豊富に含まれているというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、イカやタコにも多く含まれています。出典書籍等により差はありますが、タコ100gあたりのタウリン含有量は概ね500~700mg程度とされており、魚介類の中ではトップクラスに含まれています。

タウリンにはアルコールを肝臓で無毒化(分解)する代謝途中で発生する“アセトアルデヒド”の分解を高める働きも報告されています。タコにはタウリン以外にもアルコール代謝促進作用が報告されているアラニン、アルコール脱水酵素がアルコールを分解するときに必要とされる亜鉛、アルコール分解酵素の働きをサポートするナイアシンなどが含まれていますから、相乗して二日酔い予防や回復促進にも役立ってくれるでしょう。

ラットを使った実験ではアラニンとグルタミンの投与で肝臓の再生が促進されたことも報告されており、脂肪肝や肝硬変などの肝疾患リスクの低減効果も期待されています、タウリンにも胆汁酸の分泌を促す働きや肝細胞の再生を促すなどの働きがあると考えられていますから、その場の対策としてだけではなく、お酒をよく飲む方・肝臓の健康が心配な方のサポートとしても効果が期待されています。

疲労回復・強壮に

タウリンを筆頭としたアミノ酸類やナイアシンなどの働きで肝臓への負担が減り、肝機能が向上すると疲労回復にも繋がると考えられいます。これは肝臓が老廃物や有害物質の無毒化・代謝を行う臓器で、肝臓機能が低下すると疲労物質の蓄積やエネルギー不足による疲労・慢性疲労感を引き起こすためです。そのため肝機能を高めることは疲労回復に繋がると考えられていますし、グルタミン酸は肝臓以外の部分でアンモニアと結合して無毒化する性質があるため脳疲労(ぼんやり感・集中力低下など)の回復にも役立つと言われています。

またタコは非常に高タンパクな食材。アミノ酸スコアは高くないものの、BCAA(イソロイシン、バリン、ロイシン)やアルギニン、アスパラギン酸、タウリンなど疲労回復や体力増強に役立つとされるアミノ酸を豊富に含んでいます。これらの成分がしっかりと補給されることで体を整えたり、スタミナや筋力アップにも効果が期待できると言われています。ただし消化に時間がかかるため、胃腸の弱い方・調子が悪い時は食べ過ぎに注意しましょう。

貧血・冷え性対策として

タコも貝類ほどではありませんが、葉酸とともに赤血球の生成をサポートする働きのあるビタミンB12を100gあたり1.3μgと多く含んでいます。ビタミンB12よりもより多くの方、特に女性に不足しやすい鉄分は100gあたり0.6mgとさほど多くありませんが、鉄分の吸収・利用を高める銅、赤血球膜の形成に必要な亜鉛などの含まれています。ちなみにイイダコの場合であれば100gあたり鉄分2.2mg、亜鉛3.1mg、葉酸37μg、ビタミンB12が2.0μgと造血に関わる栄養成分がマダコより多くなっていますので、貧血気味の方はイイダコを選ぶようにしてみてください。

ビタミンB12や鉄分などのミネラルが補給できることに加え、タコにはビタミンEやナイアシンなどのビタミン類、アルギニンなど血流を促す成分も多く含まれています。このためタコは血液循環を整えることで、血行不良から引き起こされる頭痛・肩こりなどの軽減にも役立と考えられています。代謝を高める働きのあるアミノ酸も多いので血液循環促進と合わせ冷え性改善にも役立ってくれるでしょう。

血液自体の不足によるものではなく血行不良からも貧血状態は引き起こされますし、月経前後にクラっと貧血になるのは血流バランスが乱れる(子宮近辺に集まる)ことで脳への血流が不足する「虚血性貧血」と言われています。数値的には問題ないもののスッキリしない・貧血っぽさや血行が悪い気がする方も、タコを取り入れるようにしてみると良いかもしれません。

神経痛・目の疲れの緩和に

タコに多く含まれているビタミンB12は造血の他、正常な神経伝達保持する役割があります。ビタミンB12は神経細胞の表面の脂質膜の合成に必要な成分で、傷ついた末梢神経を修復することで神経痛を緩和させるなどの働きがあることも認められています。神経痛の方に処方されるメチコバールなどの薬、もしくは市販薬もビタミンB12が主成分として配合されています。ビタミンB12が直接的な鎮痛作用をもたらすかどうかは諸説ありますが、神経痛の予防や改善のために摂取しておきたい栄養素ではありますね。

また神経細胞の保護・修復に関わる存在であることから、ビタミンB12は視神経の働きを高める・目の充血予防などに役立つと考えられています。加えてタコには網膜の光受容体(光を完治して脳に伝える細胞)に存在し、網膜を保護することで目の負担軽減・疲労回復などに役立つと考えられているタウリンも含まれています。タウリンは目の新陳代謝を活発にする・角膜の修復を助けるという報告もなされていますし、際立って多くはないもののタコには疲れ目・角膜炎・結膜炎などの予防に役立つとされるビタミンB2などのビタミンB群も含まれています。相乗して目の疲れの予防や改善をサポートし、視力低下や眼精疲労・眼病予防にも効果が期待できるでしょう。

デトックス・むくみ緩和に

タコに含まれているタウリンを始めとするアミノ酸類の働きで肝臓の機能が高まると肝臓が持つ解毒(デトックス)機能の向上にも繋がります。加えてタコには水銀など有害な重金属類の排出を助ける亜鉛も含まれていますから、相乗して老廃物・有害物質の排出を促し、体内をキレイに保つサポートが期待できます。

含有量は多くないもののナトリウム排出を促すことで利尿効果を発揮するカリウムが100gあたり290mg、カリウムの働きを助ける・体液循環をスムーズに保つ働きがあるマグネシウムを55mg含んでいますから“排出”という点でも役立ってくれると考えられます。また血液循環の改善が期待できるビタミンEやナイアシンも含まれていますから、ミネラル類と相乗して循環を整えるという点からむくみの予防・軽減にも効果が期待できます。

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生活習慣病予防のサポート

際立って多いという訳ではありませんが、タコにはナトリウム排出を促すカリウム、カリウムの運搬をサポートするマグネシウムが含まれています。タウリンにも交感神経の働きを抑制することで血圧を安定させる働きがありますから、相乗して高血圧予防に役立ってくれるでしょう。またタウリンは胆汁分泌をコントロールすることでコレステロールや中性脂肪の増加を抑制する働きも期待されていますし、タコには抗酸化作用を持つビタミンE・SOD酵素の生成をサポートして抗酸化力を高める亜鉛なども含まれています。これらの成分が過酸化脂質の生成を抑制することで血液サラサラ効果を発揮すると考えられています。

かつてタコはコレステロールが高いことから動脈硬化などの生活習慣病が気になる方は控えるべきとの見方が強かったよう。しかし最近はタウリンや抗酸化成分が複合して働くことで血流のサポートに良いという見方が強まり、血栓・動脈硬化の予防や心筋梗塞・脳梗塞のリスク低減に役立つ食材と考えられています。食べ過ぎは良くありませんが、気にしすぎてタコ断ちをする必要はありません。

ダイエットのお供にも

タコは100gあたり76kcalと魚介類の中では低カロリーな部類ですし、脂質・糖質含有が極めて低い食材でもあります。低炭水化物・糖質制限ダイエットで目安として使われるGI値も40と低く、弾力と噛みごたえがありますから、良く噛んで食べることで満腹感の伝達を促してくれるため食べ過ぎ防止用としても利用できるでしょう。タコに含まれているアミノ酸の「ヒスチジン」にも食欲を抑制する働きがあると言われています。

またタウリンは胆汁分泌を促す働きがあります。胆汁の成分である胆汁酸はコレステロールを原料にしているため、血中コレステロールを低下させることで血液循環を良くする働きも期待されています。タコには他にもビタミンEなど血液循環をサポートしてくれる栄養素が含まれていますから、相乗して血行促進による新陳代謝を活発化にも効果が期待されています食べて痩せるというものではありませんが、筋肉のもととなるタンパク質(アミノ酸)も豊富ですので、運動と組み合わせると健康的なダイエットをサポートしてくれるでしょう。

美肌保持・肌荒れ予防に

タコは何か美肌作りに役立つ成分が群を抜いて多く含まれている、という食材ではありません。しかし皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンB2、タンパク質の代謝・再合成をサポートするビタミンB6,B12、細胞分裂を活性化させ皮膚の再生を促進する亜鉛など、皮膚を正常に保つ栄養素を幅広く含んでいます。また抗酸化作用を持つビタミンEも含まれていますので、亜鉛などの働きと相乗して肌のアンチエイジング・新陳代謝向上にも役立ってくれるでしょう。

豊富なタンパク質の中には天然保湿成分(NMF)やコラーゲンの元になるグリシン、アラニン、プロリンなどのアミノ酸も含まれています。摂取したものが肌に使われるという保証はありませんが、肌のハリ低下や乾燥が気になるという方も取り入れて損はないと言えます。ビタミンEには抗酸化以外に血液循環を良くする働きもありますし、タコにはタウリンやナイアシンなど血流をサポートする成分も多いので、肌のくすみやターンオーバーの乱れが気になる方にも適しています。

イイダコ(飯蛸)について

貧血の項目でご紹介したとおり、イイダコは鉄分・亜鉛・葉酸・ビタミンB12と造血に関わる栄養成分が多く含まれています。鉄分は100gあたりの含有量で比較するとマダコが0.6mgに対しイイダコは2.2mgと3.5倍以上の含有量となっていますし、葉酸は37μgとマダコ(4μg)の9倍以上、亜鉛も3.1mgで約2倍と差が大きいので、貧血改善を期待する場合にはイイダコの方が適していると言えます。その他の栄養価としてはミネラル類が概ねイイダコのほうが多く、パントテン酸以外のビタミン類・アミノ酸含有量はマダコの方が多くなっています。

料理法としての違いはマダコが「たこぶつ」の様に切って利用するのに対し、イイダコは小型なので姿焼きやおでんなど、丸ごと利用する料理法が多いと言えます。また冬頃のイイダコは名前(飯)の由来ともなった飯粒のような卵を持ち、プチプチとした食感と甘味を味わえるのも醍醐味。子持ちか否かに関わらず、煮ても固くなりにくいことと香り・味共にクセが少ないのでマダコよりも様々な料理に使いやすい存在でもあります。

目的別、タコのおすすめ食べ合わせ

タコの選び方・食べ方・注意点

生のタコは傷みやすく、腐敗したものは食中毒を起こしやすいという面もあります。刺し身用など生のものは消費期限を守り、身に弾力がなくなっているものは食べないようにしましょう。茹でたものや加工済のものも消費期限をしっかりと守るようにして下さい。購入時は生ダコであれば弾力がありそばかすのような斑点が出ているものが新鮮とされており、茹でたものであれば色がキレイで皮がしっかりしたもの・ぬめりのないものを選ぶと良いでしょう。

タコを煮る場合は下処理を塩もみではなく“米ぬか”揉みにする・麺棒などで叩いて筋繊維を壊す・大根を擦り下ろした汁を加えるなどすると柔らかく仕上がると言われています。また小豆や番茶を入れて茹でると色がきれいに仕上がり、皮がボロボロと剥がれてしまうのを防ぐことにもなります。

タコの注意点

タコやイカなどの軟体動物はアレルギーが重症化しやすい食材と言われています。アレルギー反応はタンパク質の一種である「トロポミオシン」という成分や、うま味成分の一つ「トリメチルアミンオキサイド」が主原因と考えられており、加熱したり酢を加えてもさほど軽減はされません。かゆみや喉のイガイガ感などを感じた場合はもちろん、過敏体質の方や体が弱っている場合も摂取を控えるようにすると無難です。